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うんぬんかんぬん言うだけ

汚い言葉や、嫌味な表現を使いますのでご注意ください

S と KEYTALK

以前、職場に"S"という男がいました。

これまたイイ感じのボンクラヘッズで、地元は愛知なのに、

「愛知で知り合った友達が就職で実家(浜松)に帰るから付いてきた」

という第三者からみたらアホみたいな理由で浜松に住み始めた男である。

 

この"S"という男、当時まだ21歳くらいだったのだが、

細野晴臣を筆頭にその界隈〜bloodthirsty butchers〜ジャズ、ソウル、南米好き

金田一耕助のようなチューリップハットや謎柄シャツを愛用

というおよそ20代前半とは思えぬ趣味趣向を持った、

まあいわゆる"おかしな奴"ではあるが、非常に面白い奴でした。

 

 

ある日、働いていると、クッソダサい曲がかかった。

あまりのダサさに私は、

「おいSくん!この今かかっている曲ヤバくねえ!?」

と近くにいた彼に水を得た魚のごとく話かけたのです。

 

S「ヤバいってカッコイイってことですか?」

私「いやいやいや、逆に決まってるでしょ」

S「いや、うんぬんかんぬんさん。たまたま僕この曲知ってるんですけど、

 MV観てください。マジですごいっすよ。

 ダサいとかそんな次元じゃないっす。狂ってます」

私「マジか、観るわ」

 

それがこちらでございます。


KEYTALK/「MONSTER DANCE」MUSIC VIDEO

 

おそらく、おそらくではあるが彼らは"意図して"こういう曲を作っていると思われる。

だからツッコむのは野暮なのかもしれない。

かもしれないが、モノには限度がある。

レッドラインをウキウキスキップで飛び越えてる。

 

この手の話ってミスチルが、B'zが、ラルクが、とか色々あると思うんです。

でも、このバンドはそういう次元じゃないんですよ。

 

よく私はあのバンドがクソだの嫌いだの言ってますが、

本当に嫌い、というか"無理"なのは彼らだけなのです。

例えば私はカニエが好きではありませんが、これに比べたらカワイイものです。

いや、カニエはちゃんと音楽をやっています。

これは音楽ですか?

ということなんです。

 

翌日、私は嬉々として"S"といかにこの曲が狂っているかについて話合ったものである。

 

そんな"S"も実家から「いい加減帰ってきて定職就け」とのお達しにより愛知へ帰って行きました。

 

と、最近出たKEYTALKさんの新譜がこれまたスゴくて"S"のことを思い出したので書いてみました。

KEYTALKさんとは真逆のような位置にいるのに、彼らを聴くと"S"を思い出す。

不思議なもんです。